【修正】ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲Op.43

※音質を改善させて、動画アップロードし直しました
5年前の2015年3月に、札響と共演した時の動画をYoutubeにアップロードしました。
大学院を卒業して札幌に戻って来て、何も無くて落ち込んでいた頃、日演連のオーディションを受けて合格し、そこから様々な縁が広がっていきました。ピアノをやっていて良かったと、心から音楽を楽しむ事が出来た思い出の演奏会です。
曲は大好きなラフマニノフ作曲、パガニーニの主題による狂詩曲Op.43。
この曲は変奏曲形式になっているピアノ協奏曲です。第18変奏が有名で、クラシックに精通してない人も一度はテレビで耳にした事があると思います。
大学生の頃ソリストオーディションを兼ねた試験で演奏しましたが、試験前日にインフルエンザになってしまい試験が受けられず、後日追試となってしまった悔しい思い出を、数年後素晴らしい物に変える事が出来ました。
動画は2つに分かれてしまいました。
この年はKitaraが改修工事中で、教文大ホールでの演奏となりました。また運悪く、ピアノがオーバーホールしたばかりで私の演奏会でお披露目!という状態で、私も周りの方々も心配してました💦

リハは本番2日前に2回ありましたが、一度通してテンポやタイミングを確認する程度でした。(他にソリストとして選ばれた大学のマリンバの先輩が、オケの人達に様々な提案をしながら、コミュニケーションを深めていたのが印象に残っています。)

本番は私が一番最後の演奏でした。リハでは頭と心と体が完全に分離してしまって、「あ。緊張してるんだな」と不安に思った記憶があります。
数日前から緊張して腕が痛くなってしまい、更に音の出にくいピアノでどうしようと不安になっていたら、地元の恩師の先生が「音量を出そうとするのではなく、響かせようと思って頑張ってね」とアドバイスをくださり、緊張が少し解けました。

本番直前につい練習し過ぎて集中力を減らしてしまう傾向があるので、ゆっくり練習して確認をし、あとは目を閉じて精神を統一し、ステージに出ていく直前までじっと集中力を高めました。

本番は札響さんの音と一体になり、音楽をする喜びを感じながら、自分自身を解き放つ事が出来ました。大学に入ってからずっと音楽が辛いものになっていたけれど、この時は信じられないほど幸せが溢れていました。私の人生の中で、忘れられない瞬間の一つです。

アメリカでも大学のオーケストラとこの曲を共演しましたが、この時の演奏の方が自分の中で記憶に残っています。
またいつかピアノコンチェルトをプロオケと演奏できるように、精進したいです。

北濱佑麻ピアノ教室

このサイトでは私北濱佑麻の演奏活動についてや、レッスンの情報を載せています。札幌市清田区ピアノ教室、大谷地、南郷18丁目、北野ピアノ教室

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