リモートアンサンブル
今年のGWはひたすらお家で過ごす日々でした。やる気も気力も喪失してしまいがちでしたが、同じピアニスト同士でリモート会議したり、オンラインで積極的に発信している姿を見て、私も何かしたいと心動かされ、前々からやってみたいと思っていたリモートアンサンブルをついに実行する事ができました!
ピアノ連弾で、ブラームス ハンガリー舞曲第一番、第五番を演奏してみました。
1番はプリモを先に録音してもらい、それに合わせて2ndを録音しました。5番はプリモを先に録音してもらい、その録音を聴いて参考にしつつ2ndを録音、2ndを聴きながら1stを再度録音してもらいました。そのようなやり取りを重ねた結果、5番の方が良い作品となりました。
しかしわかってはいたものの、一筋縄ではいかないですね。アンサンブルの良さや醍醐味…音楽的なコミュニケーションや即興的なもの、インスピレーションなどは、遠隔アンサンブルの場合失われてしまいがち…。というより、そもそものコンセプトが違うので、それをわかった上で聴いてもらう必要があると感じました。
相手の録音を聴きながらただ自分の演奏を録音するのは、クラシックのアンサンブルの場合難しいです。予め双方の音楽性ややりたい事がわかっていないと…って、それは普通のアンサンブルでもそうですよね。
今回は1、2回のやり取り。演奏〜動画編集を2日で終わらせて動画を完成させたので、まだまだ試作段階です。
より良い作品を作るには試行錯誤が必要ですし、それ相応の時間や労力が必要だと感じました。
それでも、このような普通通りにいかない中で、今出来ることを最大限考えて実行出来るのはとてもありがたい事ですし、久々に音楽の楽しさや自分の存在意義を感じられて、とても幸せでした。
まだまだ研究中ですが、より良い作品を目指して、他の曲にも取り組んでいきたいと思います!
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