毎日こどもコンクール

今年も2人出場しました。1人は予選で初めて奨励賞を頂けて、もう1人は本選で奨励賞に入賞しました。

去年銀賞を頂けた生徒ちゃんは、表彰式で悔しくてずっと泣いていました。申し込み間近にやっぱり受ける！と決めて、ここまでよく頑張りましたね。結果に左右されず、これからも楽しく頑張って欲しいです。

他の演奏も聴きましたが、年齢が上がる度、たった1音からその子にどれだけの能力があり、どれだけの可能性があるかが聴こえてきます。

実は私はコンクールはあまり好きではありませんが(自分が幼い頃、散々受けておきながら💦)…生徒と一緒に取り組む度、たくさんの学びがあります。

一緒に頑張った生徒に感謝をしつつ、改めて思ったのは普段のレッスンの積み重ねがいかに大切かという事です。

当たり前の事かもしれませんが、コンクールの曲だけに取り掛かりになるのではなく、同時に他の事もこなしながら能力を高めていく。小さいうちは難しいかもしれませんが、指導する上で一つの理想です。

コンクールにGoサインを出す生徒は、私の中で基準を設けています。それと同時に本人の熱意と、どれだけ努力出来るかも大切ですが…。

大学に入ってから師匠に言われた、コンクールを受けるにあたって必要な事が指導者になってから身にしみています。

コンクールに挑戦した事はなくても普段のレッスンに真摯に取り組んでいる生徒達は、正しく楽譜を読み書きでき、譜読みのスピードも年々上がり、自分の力で難しい曲に取り組む事が出来るようになってきました。

将来音楽の道に進まずとも、ピアノを通して学ぶ事は、生きていく上でプラスに働くと信じています。

音楽の基礎を学び、表情を感じ取り、練習を習慣付け、自分の力で考え選択していく。

私はそういったレッスンを大切にしていきたいなと思っています。